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在宅ワーク用プリンターの選び方|インク代・両面印刷・スキャンで比べるタンク式・カートリッジ式・レーザーの4機種

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デスク横のワゴンにプリンターを置き、A4の書類が出てくるイラスト

在宅ワークを始めると、意外に困るのが「紙」です。契約書に署名して返送する、確定申告の書類を印刷する、手書きのメモをスキャンして共有する。毎日ではないけれど、そのたびにコンビニへ行くのは面倒です。

ただ、プリンターは本体の値段だけで選ぶと、あとからインク代で損をしやすい機械でもあります。この記事では、在宅ワーク用のプリンターを1枚あたりのインク代・両面印刷・スキャンの有無・置き場所の4点で整理し、方式の違う4機種を比べます。

この記事は、2026年10月26日時点でメーカー公式の製品ページ・仕様ページとAmazon.co.jpの商品ページを調べてまとめた購入ガイドです。実際に使い比べたレビューではありません。価格・在庫は変わるため、購入前に販売ページの最新表示を確認してください。

先に結論:印刷する量とスキャンの要否で選ぶ

こんな人 候補 表示価格(2026年10月26日)
月に数十枚以上刷る。スキャンと自動両面印刷もほしい キヤノン G3390(タンク式複合機) Amazon 27,000円
とにかくインク代を下げたい。両面は手で裏返してもいい エプソン EP-M476T(タンク式複合機) Amazon 27,791円
印刷は月に数枚。本体を安く、小さく済ませたい キヤノン PIXUS TS3730(カートリッジ式複合機) Amazon 7,500円
モノクロの資料をまとめて速く刷りたい。スキャンは不要 ブラザー HL-L2460DW(モノクロレーザー) Amazon 13,000円

4機種とも、2026年10月26日時点でAmazon.co.jpが販売・発送していました。

プリンターの方式は3つ

最初に、方式の違いをざっくり押さえておきます。

  • タンク式インクジェット:本体に大きなインクタンクがあり、ボトルからインクを補充する方式。キヤノンは「ギガタンク」、エプソンは「エコタンク」と呼んでいます。本体は高めですが、1枚あたりのインク代がとても安いのが特徴です
  • カートリッジ式インクジェット:昔からある、インクカートリッジを差し替える方式。本体が安く小さい代わりに、1枚あたりのインク代は高めです
  • モノクロレーザー:トナーで印刷する方式。文字の多い書類を速く大量に刷るのが得意で、カラー印刷はできません

在宅ワーク用プリンターの選び方

1. 1枚あたりのインク代で比べる

メーカーが公表しているA4普通紙1枚あたりのコスト(税込)は次のとおりです。

機種 モノクロ文書 カラー文書
キヤノン G3390 約0.5円 約1.0円
エプソン EP-M476T 約0.3円 約0.9円
キヤノン PIXUS TS3730 約8.8円(大容量)/約13.2円(標準) 約19.5円(大容量)/約27.0円(標準)
ブラザー HL-L2460DW 約3.3円(ドラム込み約4.0円) カラー非対応

キヤノンとエプソンの数値は各社公表の参考値で、計算の前提となる時点が違います(キヤノンは2026年9月、ブラザーはトナー・ドラムの2024年1月時点の直販価格で算出)。同じ条件の比較ではありませんが、タンク式とカートリッジ式で桁が1つ違うことはわかります。

2. 本体の差額は何枚で取り戻せるか

同じキヤノンのG3390とTS3730で計算してみます。Amazonの表示価格の差は27,000円 − 7,500円 = 19,500円です。

  • モノクロだけ刷る場合:19,500円 ÷(8.8円 − 0.5円)≒ 約2,350枚
  • カラーだけ刷る場合:19,500円 ÷(19.5円 − 1.0円)≒ 約1,050枚

TS3730のインク代は大容量カートリッジの場合で計算しています。月に100枚モノクロを刷る人なら、2年弱で差額を取り戻せる計算です。逆に、月に数枚しか刷らないなら、本体の安いTS3730のほうが総額は安く済みます。用紙代は含めていないので、目安として使ってください。

3. 自動両面印刷とスキャンが要るか

意外に差が出るのがここです。自動両面印刷に対応しているのは、今回の4機種ではG3390とHL-L2460DWだけです。EP-M476Tは公式仕様で自動両面プリント非対応とされています。TS3730の仕様にも自動両面の記載はありません。

一方、スキャンとコピーができるのはインクジェットの3機種(複合機)で、HL-L2460DWはプリント専用です。契約書をスキャンしてPDFで返す、といった使い方があるなら、複合機を選んでおくと楽です。

4. 置き場所:使うときの奥行きを見る

プリンターは、用紙トレイや排紙トレイを開くと奥行きが大きく伸びます。G3390は収納時の奥行きが約363mmに対し、使用時は約555mm。EP-M476Tも収納時347mmが印刷時578mmになります。机の上に置くなら、奥と手前の両方に空きが必要です。

デスクの上が狭い場合は、横にワゴンや棚を置いてプリンターを載せる方法もあります。デスクワゴン(サイドワゴン)の選び方では、プリンターも置けるオープン型のワゴンを紹介しています。机そのものの広さから考えたい人は、在宅ワーク用デスクのサイズの選び方も参考になります。

5. つなぎ方と電源

4機種とも無線LANに対応しているので、PCから離れた場所にも置けます。Wi-Fiが不安定だと印刷ジョブが途中で止まることもあるので、回線まわりが気になる人は在宅ワークのネット回線の選び方も見ておくとよいでしょう。

電源は方式で違いが出ます。レーザープリンターのHL-L2460DWは、印刷中の消費電力が約460Wとされています。レーザープリンターを電源タップにつなぐ場合は、タップの定格容量に余裕があるか確認してください。タップ選びはクランプ式電源タップの選び方でも触れています。

4機種の仕様比較

項目 キヤノン G3390 エプソン EP-M476T キヤノン PIXUS TS3730 ブラザー HL-L2460DW
方式 タンク式インクジェット タンク式インクジェット カートリッジ式インクジェット モノクロレーザー
機能 プリント・コピー・スキャン プリント・コピー・スキャン プリント・コピー・スキャン プリントのみ
A4印刷速度 モノクロ約11.0ipm・カラー約6.0ipm モノクロ約10.0ipm・カラー約5.0ipm モノクロ約7.7ipm・カラー約4.0ipm 約34枚/分
自動両面印刷 あり なし なし(仕様に記載なし) あり(A4)
給紙枚数(普通紙) 100枚 100枚 60枚 250枚+手差し1枚
外形寸法(幅×奥行×高さ) 約416×363×177mm(収納時) 375×347×179mm(収納時) 約435×327×145mm 356×360×183mm
質量 約6.5kg 約4.1kg 約4.0kg 約7.1kg
接続 無線LAN・USB 無線LAN・USB 無線LAN・USB 無線LAN・有線LAN・USB
Amazon価格 27,000円 27,791円 7,500円 13,000円

ipmは1分間に出力できる枚数(面数)の目安です。数値は各メーカー公式の仕様ページと、Amazon.co.jpの商品ページ(2026年10月26日確認)に基づきます。

キヤノン G3390:両面もスキャンもできるタンク式

G3390(ASIN B0DF7M3FB8)は、キヤノンの「特大容量タンク」を搭載したA4インクジェット複合機です。A4モノクロ文書のインク代は約0.5円、カラーは約1.0円と案内されています。今回のインクジェット3機種で唯一、A4普通紙の自動両面プリントに対応しています。

操作部は2.7型のカラータッチパネル。給紙は背面トレイで普通紙100枚、無線LANは2.4GHz帯と5GHz帯の両方に対応します。プリントヘッドとメンテナンスカートリッジをユーザーが交換できる点も、長く使う前提なら安心材料です。Amazonでは27,000円(Amazon.co.jp販売、在庫あり)でした。

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【New】キヤノン Canon プリンター A4 インクジェット複合機 G3390 BLACK 特大容量 ギガタンク テレワーク 対応インクGI-31シリーズ

  • A4インク代 モノクロ約0.5円・カラー約1.0円
  • 自動両面プリント対応
  • プリント・コピー・スキャン
  • 2.7型タッチパネル・無線LAN(5GHz対応)

¥27,000Amazon.co.jpの表示価格(税込・2026年10月26日、Amazon.co.jp販売)。最新価格は販売ページで確認してください。

Amazonで見る

エプソン EP-M476T:インク代を最優先するなら

EP-M476T(ASIN B0CKH9KGX1)は、エプソンの「エコタンク」搭載モデルのエントリー機です。A4モノクロ文書は約0.3円、カラー文書は約0.9円と、今回の4機種で最も安いインク代が案内されています。インクボトル1回の補充で、ブラックは約4,500ページ、カラーは約7,500ページ印刷できるとされています。

ただし自動両面プリントには非対応で、液晶は1.44型と小さめ。収納時の質量は約4.1kgと軽く、幅375mmとコンパクトです。Amazonでは27,791円(Amazon.co.jp販売、残り5点・入荷予定あり)でした。

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エプソン プリンター エコタンク搭載 A4カラーインクジェット複合機 EP-M476T

  • A4インク代 モノクロ約0.3円・カラー約0.9円
  • ボトル1回でブラック約4,500ページ
  • 自動両面プリントは非対応
  • プリント・コピー・スキャン・約4.1kg

¥27,791Amazon.co.jpの表示価格(税込・2026年10月26日、Amazon.co.jp販売)。最新価格は販売ページで確認してください。

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キヤノン PIXUS TS3730:たまに刷るだけなら本体の安さを

PIXUS TS3730(ASIN B0DF7NWXNZ、ホワイト)は、キヤノンのカートリッジ式エントリー複合機です。プリント・コピー・スキャンができて、Amazonでは7,500円(Amazon.co.jp販売、在庫あり)と、今回いちばん手に取りやすい価格でした。インクは4色のFINEカートリッジ(BC-366/365シリーズ、大容量のXLもあり)を使います。

ただし、A4モノクロのインク代は大容量カートリッジでも約8.8円、カラーは約19.5円です。給紙は60枚、液晶は1.5型のモノクロ表示。高さ約145mmと薄く、棚に収めやすいサイズです。月に数枚、届いた書類を刷る程度なら、この機種で十分な人も多いでしょう。

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キヤノン Canon プリンター A4 インクジェット複合機 TS3730 WHITE Wi-Fi対応 テレワーク 対応インクBCI-366/365シリーズ

  • 本体価格が安いカートリッジ式
  • A4インク代 モノクロ約8.8円(大容量)
  • プリント・コピー・スキャン
  • 約435×327×145mm・約4.0kg

¥7,500Amazon.co.jpの表示価格(税込・2026年10月26日、Amazon.co.jp販売)。最新価格は販売ページで確認してください。

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ブラザー HL-L2460DW:モノクロ資料を速く大量に

HL-L2460DW(ASIN B0CSM4NRCT)は、A4モノクロレーザープリンターです。片面は約34枚/分、自動両面印刷(A4)は約16ページ/分。標準トレイに普通紙250枚を入れられ、会議資料やマニュアルを一度に何十枚も刷る用途に向いています。

超大容量トナー(TN32JXXL、約5,000枚)を使った場合のランニングコストは約3.3円/枚、ドラム込みで約4.0円/枚と案内されています。製品寿命は約5万ページまたは7年。**プリント専用でスキャン・コピーはできず、macOS用のドライバーは提供されていない(AirPrintで印刷)**点は確認しておきましょう。Amazonでは13,000円(Amazon.co.jp販売、在庫あり)でした。

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ブラザー工業 A4モノクロレーザープリンター HL-L2460DW (無線・有線LAN/両面印刷)

  • 片面約34枚/分・自動両面(A4)
  • 普通紙250枚トレイ
  • ランニングコスト約3.3円/枚(ドラム込み約4.0円)
  • プリント専用・無線/有線LAN

¥13,000Amazon.co.jpの表示価格(税込・2026年10月26日、Amazon.co.jp販売)。最新価格は販売ページで確認してください。

Amazonで見る

買う前のチェックリスト

  1. 月に何枚刷るか:数枚ならカートリッジ式、数十枚以上ならタンク式やレーザーを検討
  2. カラーが要るか:モノクロだけで足りるならレーザーも候補
  3. スキャン・コピーが要るか:要るなら複合機(今回はインクジェットの3機種)
  4. 自動両面印刷が要るか:今回はG3390とHL-L2460DWのみ対応
  5. 置き場所:使用時の奥行き(トレイを開いた状態)まで入るか
  6. つなぎ方:使うPCのOSに対応しているか、Wi-Fiが届く場所か

まとめ

在宅ワーク用のプリンターは、**本体価格ではなく「何枚刷るか」と「スキャン・両面が要るか」**で選ぶと失敗しにくくなります。

  • 両面印刷もスキャンもまとめて済ませたいなら キヤノン G3390
  • インク代を最優先し、両面は手で裏返してもいいなら エプソン EP-M476T
  • 印刷は月に数枚で、本体を安く済ませたいなら キヤノン PIXUS TS3730
  • モノクロの資料を速く大量に刷りたいなら ブラザー HL-L2460DW

表示価格は2026年10月26日にAmazon.co.jpで確認した価格です。購入前に最新の価格と在庫を確認してください。

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よくある質問

在宅ワークのプリンターはインクジェットとレーザーのどちらがいいですか?

スキャンやコピーもしたい、カラーも少し刷るという人はインクジェット複合機が向いています。モノクロの書類を一度に何十枚も印刷する人は、印刷速度と給紙枚数で有利なモノクロレーザーが候補になります。今回のHL-L2460DWはプリント専用なので、スキャンが必要なら別に用意する必要があります。

月に何枚くらい印刷するならタンク式を選ぶべきですか?

今回の2機種のキヤノンで計算すると、A4モノクロだけなら約2,350枚、カラーだけなら約1,050枚印刷したところで、本体の差額をインク代で取り戻せます。月100枚なら2年前後が目安です。ほとんど印刷しないなら、本体の安いカートリッジ式でも困りにくいでしょう。

スマホから印刷できますか?

今回の4機種はいずれも無線LANに対応しているので、スマホとプリンターを同じネットワークにつなげば印刷できる構成にできます。使えるアプリや対応OSは機種ごとに違うので、購入前にメーカーの対応表を確認してください。

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